量子フォーラムとは

一般社団法人量子フォーラムは、量子技術の健全な発展を支援することを目的として、最新の研究開発成果や技術動向に関する情報交換、産学官連携と人材交流の促進、研究開発推進戦略の討議と提言を目指す団体です。

前身にあたる「総務省・量子情報通信研究代表者会議」は、2001年に発足し、量子技術分野における国内最古・最大の産学官連携組織として、改組を伴いながら18年間にわたり活動してきました。最新の研究開発成果や技術動向に関する情報交換、組織間連携の促進、研究開発推進戦略の討議と提言をまとめる場としての役割を担い、また海外の研究機関との密接な連携を強化するなど、年々活動を拡げ、2019年に一般社団法人化いたしました。

理念

一般社団法人量子フォーラムは、量子技術の発展と普及に取り組み、創造的な社会の実現に貢献します。

沿革

2001年~
総務省・量子情報通信研究代表者会議、発足(2001年9月12日)
総務省・NICTの量子情報通信関連プロジェクトに関わる産学官の関係者の会議。
2001年~2005年まで計8回開催、情報交換・動向調査・推進戦略の提言を実施。
2006年~
量子ICT運営会議へ発展、より広い分野連携を開始(2006年3月12日)
2009年まで計4回の会議を開催、フォトニックネットワーク分野、暗号分野等との連携戦略を提言。
2010年、量子通信・量子暗号国際会議(UQCC2010)を開催、量子暗号の技術報告書発刊。
2012年~
量子ICTフォーラムへ改組、分野間連携、国際連携を強化(2012年10月17日)
2012年~2014年まで計3回開催。
基礎から応用、実用化まで広いスペクトルで情報交換・動向調査・推進戦略を議論。
2015年、量子通信・量子暗号国際会議(UQCC2015)を開催、国際連携の強化に貢献。
2017年~
量子ICTフォーラムの構成員を広く産学官の関係者に拡大(2017年10月6日)
新たな幹事会(北大、NII、産総研、NICT)のもとで運営を開始。
新幹事会の下での第1回会合(2017年10月6日)を開催
総務省、文科省、経産省関係者がオブザーバ参加。
2018年10月11日・12日 第2回会合を開催し、一般社団法人化へ向けた検討を開始。
2024年~
一般社団法人量子フォーラムへ名称変更(2024年6月27日)

量子フォーラムの概要

名称 一般社団法人量子フォーラム
Quantum Forum
(法人番号:4010405017766)
設立日(登記日) 2019年5月30日
代表理事 富田 章久
会員数(2024/12/16現在) 正会員(個人)  82名
正会員(法人)  48法人
正会員(特別)  3法人
一般会員(個人) 5名
一般会員(法人) 21法人
所在地 東京都港区

組織図

役員一覧

理事会

役職 氏名 備考
代表理事 富田 章久
(とみた あきひさ)
北海道大学大学院 情報科学研究院 教授
副代表理事 根本 香絵
(ねもと かえ)
学校法人沖縄科学技術大学院大学学園 量子情報科学・技術ユニット 教授
国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授
副代表理事 佐田 豊
(さた ゆたか)
株式会社東芝 執行役上席常務 CTO兼CISO
技術担当理事
(業務執行理事)
佐々木 雅英
(ささき まさひで)
情報通信研究機構 オープンイノベーション推進本部 主管研究員
NICTフェロー
技術担当理事
(業務執行理事)
田中 宗
(たなか しゅう)
慶應義塾大学 理工学部物理情報工学科 准教授
技術担当理事
(業務執行理事)
荒川 泰彦
(あらかわ やすひこ)
東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 特任教授
企画担当理事
(業務執行理事)
萬 伸一
(よろず しんいち)
理化学研究所 量子コンピュータ研究センター 副センター長
総務担当理事
(業務執行理事)
飯塚 久夫
(いいづか ひさお)
一般社団法人ICT-ISAC 顧問
理事 平野 琢也
(ひらの たくや)
学習院大学 理学部物理学科 教授
理事 加藤 良文
(かとう よしふみ)
株式会社デンソー 経営役員
理事 大谷 朋広
(おおたに ともひろ)
KDDI株式会社 先端技術統括本部 先端研究開発本部長

顧問

役職 氏名 備考
顧問 五神 真
(ごのかみ まこと)
理化学研究所 理事長
顧問 山川 鉃郎
(やまかわ てつお)
一般財団法人日本ITU協会 理事長

監事

役職 氏名 備考
監事 小芦 雅斗
(こあし まさと)
東京大学 大学院工学系研究科 附属光量子科学研究センター 教授

エグゼクティブアドバイザー

役職 氏名 備考
エグゼクティブ
アドバイザー
山崎 俊巳
(やまざき としみ)
一般社団法人エコロジー・カフェ 理事長